子供にスマホを買うなら入れるべきアプリはコレ

よう! そろそろ受験シーズンも終わりに近づいているな。大学はまだなのかもしれないが、高校進学の受験はあちこちで決まったよという話を耳にする。

で、よく相談を受けるのは

「高校生になる子供にスマホを持たせたいんだけれど、あまりに勝手に使わせるのも怖い。どうやって管理をしたらいいの」

という親たちからの悩みだ。
たしかに、親たちが中高生のころにはスマホはなかったからな。どうやって与えたらいいのか、本当に難しいのはわかる。

で、そんなとき、俺氏はこういうことを伝えている。

これまで、尾木ママなどが出演したNHKの番組でも特集されたようだが、「誓約書を親子でかわす」のがいいが、たくさんの項目をいっぺんにいっても、多すぎてダメだ。

なにより高校生に大事なことは、

「スマホは君のものではない。親が買って、君に使わせてあげているもの」

だと理解させることだ。誓約書の条項に入れよう。

親のものだから、時々は中身をチェックするし、撮った写真やLINEのやりとりも確認する。親に見られて困ることはしちゃだめ、と徹底させること。これはやはり、最初が肝心だ。途中からでは、なし崩し的になってしまう危険性大! だから、スマホのロックは親と一緒に決めねばならない。

「いくら中学生でもプライバシーが」、という人もいるかもしれない。いやいや、それは違う。たとえアルバイトをして携帯電話代を払ったとしても、実家で親元で暮らしているのだったら、独立しているとはいえない。そこまで自前で賄えるようになって初めて自由が得られるのだ。小遣いを稼いでいるくらいで偉そうな顔をさせちゃダメだ。大人になれば、いやでも自分でコントロールしなくちゃいけないんだぜ?

で、ひとつアプリを入れることを約束させる。それはandroid用の「Cerberus」(ケルベロス、サーベラス)だ。
これは本来、スマホを盗まれたとき、犯人から取り返せるように設計されている。「位置情報の確認」や「インカメラでの撮影」などを、持ち主に気づかぬよう隠密に行ない、送信する……という、使い方を間違えると恐ろしいアプリだ。

ユーロ建ての有料なのだが、最初の1週間は無料でお試しができる。その後は1年5ユーロとか。日本語表記がやや怪しいところがあるものの、機能はものすごくいい。それに比べれば有料の額はたいしたことないと思えるので、俺氏は課金して使っている。子供のスマホはandroidじゃないとダメだが、親はiPhoneやPCからでも問題ない。

で、だ。

次に大事なことは、

「個室にスマホは持ち込まない」と約束させること。

これも際限なく使ってしまう原因になるからな。大人でもスマホ依存の人はたくさんいる現在、子供がならないほうが難しい。自己をコントロールできなくなる子のほうが多いからだ。そして、親きょうだいがいる部屋で使うことで、ある程度の抑止も期待できる。
やっぱり、親世代の中高時代と違って、エロやグロに関する情報もスマホ検索一発で出てきてしまう時代になっている。個室で閲覧させたら、どんな危険なものに触れているかも把握できない。

この2つを徹底させればいいわけだ。

バイト先の冷蔵庫に体を入れて写真を撮ってSNSに投稿した「バカッター」みたいな、炎上するようなことをいちいち言い含めなくても、「そもそも親に見られて困る」から抑止できる。

女の子の場合は、最近「自撮り写真を送ったら、レアなスタンプをあげる」という手口で子供の写真を集める卑劣な男がいると報じられているが、こういったことも個室や風呂などで使わせるから起きること。今後、どんな新たな手口で子供たちに魔の手がふりかかるかわからないから、親も想像力を働かせつつ、情報収集は怠ったらいけないな。

長くなってしまったが、この年ごろに身に着けたスマホとの付き合い方は、子供の一生を左右するかもしれない。そのくらいの気概で対応しようぜ。

そしてそのスマホだが、androidのSIMフリー機を買い、そこに「格安SIM」を差し、携帯代を安くあげるのがいい。

今日はこんなところにしておくが、何より子は親の鏡。親がスマホ依存だと子供もそうなるっていうからな。食事中にスマホを見ながら、なんていう姿は子供に見せちゃダメだぞ。

高校新入生向けのスマホ選び、に関する記事も書こうと思う。

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