「人生最高レストラン」で中村七之助が挙げた京都の鮨屋の気骨

中村七之助が「人生最高レストラン」という番組に出ていたな。前もネジネジのおじさん、誰だっけ、あ。中尾彬が出ているとき観た番組か。

その3月4日放送の「人生最高レストラン」を観ていたら、歌舞伎役者の二代目中村七之助が出ていて。

最後のトリに紹介したのが、創業340年という果てしもない歴史を持つ「すっぽん鍋」の店だった。京都西陣の老舗「大市」という店だったが。

コークスという炭のすごいやつで1600度で一気に熱するから、うま味を取れる。で、作り方は一子相伝でずっときているとかいってたな。だから歌舞伎に通じる、と。そういう流れだったw

ま、お約束だな。

それにしても、歌舞伎役者っていうのは、そんなに名店ばかり行くんだな。
この番組でも紹介していた神楽坂の焼き鳥屋「文ちゃん」も、子供のころから来ている、っていってたしな。なんだか庶民離れしてる。白メシの中につくねを隠したごはんも、裏メニューにしてもらってたっていうしな。ここは、本人はもとより、父親の中村勘三郎のサインとかも飾ってた。

なんかすごいわ。ま、店も有名人が来てくれれば話題になるし、ミーハーな客が集まるから悪くはないのかもしれないけど、ちょっと違和感は正直ある。

そんな中、もう1店紹介していた、京都の祇園にある寿司屋はなかなかいい感じの店主だった。「鮨まつもと」だったっけかな。祇園の花見小路を入ってすぐ右へ入ったところという絶好の立地なのに東京で修行したらしい、というのも面白いんだが、七之助についてのインタビューで、けっこう辛口なことをいっていたんだ。

一字一句は覚えていないが、大意はこんな感じ。

<忙しい日に七之助さんが来て、バタバタしていたのか、いつもと違うとあとで叱られた。でも、いつでも面白い芝居を見せられる中村屋のようにしないとと思って胸に残っている>

慇懃無礼な感じで気骨がある。そう俺氏は感じたぜ。
芸能人だから何だ、名家の坊ちゃんだから何だ。
そういう感じがちょっと匂い立ったように感じたぞ。

というわけで、入りにくそうな祇園だが、お金をためて「鮨まつもと」には行ってみたい。うわ、いま食べログで見たら3.86だった。すげえな。予約取れる気がしないw

ちなみに、神楽坂の「文ちゃん」は、歌舞伎座からも近い「宮川食鳥鶏卵」というところで肉を仕入れているらしい。ここの鶏肉は誰でも買えるらしいので、こんど買いに行ってみたいと思ったぞ。

俺氏はあまり有名人に迎合せず、庶民にやさしい店を応援する。庶民だからw

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