沖縄にはオキカという交通ICカードがある。那覇空港から県庁前など市中心部を通り、首里に至るモノレール、ゆいレールはもちろんのこと、バスでも利用可能。
とくに、慣れない土地でのバス利用は小銭の用意などもあり大変面倒なものだが、このオキカがあれば不安なく利用できる!
そして。
ほぼすべての沖縄訪問者を待ち受けるのは、ゆいレール那覇空港駅の表示。
『県外のカードは使えません』
つ、冷たい。
そして、面倒くさい。
もう切符なんぞ長らく買ってない人が多いだろう。俺氏もそのクチだ。
関東圏であれば、Suica、PASMO。関西圏であればICOCAとPiTaPa。これで乗車から自販機からコンビニ、飲食店まで、なんでも済んでしまう。
オキカは交通専用っぽいな。
でも、Suicaなどと連携していない理由を調べてみると深いワケがあるようだ。
まずはコストの問題。本土とリンクすると導入費や運営費も倍々ゲームで上がるとか。
それから、バス路線を変更するときは2年前の申請が要るらしい。沖縄は鉄道がないので、バス社会。路線変更もけっこうあるのかもしれない。
そして、最大の理由が補助金だ。県民のためという大義名分があれば補助金が下りる事業だったようで、それを目指したわけだな。だが、これは失政としか言いようがない。観光地の沖縄で利便性悪くして何やってんの。という感じだ。
だが、いまになり国交省がSuicaなどとの相互利用を検討しているという。あ、厳密には違うな。Suicaなどが沖縄でも使えるようにする、という話らしい。すなわち、オキカは沖縄限定のまま、だ。
んー。
本土在住者としてはありがたい限りだが、オキカ利用者は置いてけぼり感が強いな。
ふつうに相互利用させてやってくれw
結論。
沖縄でSuicaは今は使えない。が、近い将来、使えるようになる!
以上!