ペヤングソースやきそば チョコレート味を食べたら…

コンビニで目が合ってしまった。
出来心だ。

買ってしまったのは、この「ペヤングソースやきそば」のチョコレート味だ。

ちょ、ちょこれーと?

な、目が合うだろ。

よくパッケージを見てくれ。

<ギリ>がハートに包まれているのが変だ。ギリすなわち「義理」、もっと踏み込んでいえば「義理チョコ」という意味であろうそれには、心はこもっていないはず、だからだ。おかしいか、俺氏はおかしいことを言っているのか?

あるいは<ギリギリ>という意味のギリであれば、申し訳なかったと深く謝罪したい。食品としてギリギリという自虐なら、それはそれでアリだろうからな。

しげしげと見つけるパッケージ。まずいよ、絶対まずいよこれw

材料は一見ふつうだが、添付調味料がおかしい。チョコレートベース、とかありえないだろ。

意を決して、作ろう。せっかく買ったし、レビューしないとな!

ここまではふつうのソース焼きそばと変わらない。
麺も、いつものだ。決してチョコは溶かしこまれてはいない。
だが、ソースの小袋がやばい。人差し指で押してみると、粘度が高い液体が内容物として包含されていることが確認できる。
おいおい、まじか。チョコなのか、ほんとに。
落胆する俺氏。

ひとつ注意がある。「かやく」はまだ入れないんだな。「後入れかやく」と書いてある。完成してから投入するので、ソース焼きそばだとツウは野菜がこぼれないよう麺の下に敷く対応をするが、その必要はない。

気を取り直して、ざさ~っとお湯を投入。480mlが必要量だと書いてあるのは親切だ。うーん、いつものおいしい焼きそばの香りが立ち上る。そのままソース味で食いたい。いや、まじで。

湯切りも、いつも通り。何の変哲もない焼きそばな日常だ。

ここから悲劇が始まる。
例の粘度の高い液体は、蓋に乗せて加熱しておいたので、ややその力を失っている。チャンスだ。奴らを袋から完膚なきまでに追い出すのは今がチャンス。

にゅる~~~!
今思えば、これこそ「食品」が「食品ではないもの」に変わった瞬間だった。一気に満ちる甘い香り。カカオマスか、ココアマスか。とにかく違和感のある香りが鼻腔を刺激する。むわっ! ちなみに、食欲は刺激しないぞ。

まぜまぜするが、なかなか混ざらない。これは女性には難しいかもしれない。田んぼの中の力持ちである男性に頼んだほうがいいほどチカラが必要な作業だ。
この作業に限っては、依頼された男性も賃金を要求すべき。ちなみに東京都の最低賃金は本日現在で時給932円だ。それぞれの地区の基準に従って請求すべきだろう。って、なんの話してたんだっけ。

後入れのかやくを投入して、ようやく完成! ばんざい!

え、食べるの? 気が重いよ。

(もぐもぐ・画像略)

(もぐもぐ・画像略)

(洗面所へ走る俺氏・画像略)

感想。うん、ソースのほうがおいしいね。でも、そこまではマズくないのかもしれない。
俺氏は、あさイチで食べたから身体が受け付けなかったけど、ランチのあとのオヤツとしてなら、スイーツとしてなら、食べられるかもしれんな。

なんでこんなもん開発したんだ、群馬県伊勢崎市のまるか食品さんよぉ。

バレンタインに配りたい人は下から大量に大人買いしてくれ。必要なくても買っておくと、いいことがあるかもしれないぞ。

俺氏は、開発責任者が責任を問われることを望むぞw 冗談だけどな。

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