いや~、駐在員っていうものは色々詳しいな!
食事から飲み処から遊び処、マッサージまで。
ま、タイはどこでもマッサージ屋が溢れるほどあるんだがな。
あれは資本があまり要らないし、人件費が安いから儲かるんだろう。
居抜き物件にそのまま入居すればとくに低資本で参入できそう。
まあ、俺氏はやらないがw
で、
「ただのマッサージじゃつまらない」
ということで駐在員氏が連れて行ってくれたのが
「サバーイ・タイ・マッサージ」という、バンコクの中心地シーロムにあるマッサージ屋だ。
駅直結でアクセスは便利すぎる立地。
ここはふつうのフットマッサージやタイ古式マッサージに加えて
「トック・セン」(トークセンともいう)
ができるのだ!
トック・センとは木槌で、木の棒を身体にトントン、と打ち込んでいくマッサージだ!
これ、なんだか神秘的。神がかり的ともいう。その木槌や棒は「落雷した木から作らねばならない」というシロモノなのだ。
ちょっと怖そうな感じがするかもしれないが、そこまで痛くはないぞ。
本来、バンコクにはあまりない療法で、本場はタイの北部なのだ。実は俺氏、タイ北部のチェンマイという都市で、この施術を受けたことがあってだな。ものすごく気持ちよく、体じゅうがほぐれた記憶がある。
だが、ドヤ顔( ・´ー・`)の駐在員氏には「経験済み」なんて、いえないよ絶対。もう恋なんてしないなんて。
……コホン。
で、だな。
気になる料金だが、2時間セットを頼んだ。
1時間がタイ古式マッサージ、もう1時間がトック・センの計2時間で700バーツ。
2時間もみっちり揉まれて2100円。なんて安いのタイ。
これこれ。
トック・センだけ1時間なら500バーツ。1500円だ。時間がない人はこちらで。
受付でトックセンを受けたい旨申告すると、店内3階の施術室に通される。1階はフットマッサージ、2階がタイ古式マッサージ、3階がトックセンというふうに使い分けられている模様だ。場所柄、外国人が多いな。日本人らしき姿もちらほら。
備え付けのタイパンツとTシャツに着替えて施術開始。中年のおばちゃんがやってくれるらしい。宜しく頼む。
最初から仰向けで開始。
トントントン、トントントン、という規則正しい音色が眠気を強烈に誘う。
もちろん、打ち込まれた部分が非常に気持ちいいということもある。でも音がすごくいい。トランス状態になりそう。しかも、ツボを外さない人だったから、かなり相性がいい。
やっぱりマッサージ師との相性ってあるよな? たまに全部ツボを外してくる人もいる。そのときは苦痛でしかない。時間よ過ぎろ過ぎろ過ぎろと念じてやり過ごすしかない。
だが、ここは良かった。
そしてタイ。ここはまったく健全なマッサージなんだが、日本人マッサージ師ならためらうようなデリケートゾーンもグイグイ攻めてくる。これがとても良い。鼠径部とか、悪いリンパ液が溜まってそうだもんな。そこを一気に押してもらえると、昇天しそうだわw ふつうに。
1時間のトックセンはあっという間に終わり、古式マッサージへとシームレスに移行。とにかく眠ってしまうほど気持ちい。というか寝ちゃったw
終わったあとは、内臓がじんじんするような心地よい疲労感。ホテルに帰ったら落ちるように眠れた。これ、いいわ。トークセン+タイ古式マッサージ。最高。
ショップカードがあったのでアップしておこう。
でも、すぐ見つかるから迷うこともないと思う。駅前のこんな店構えだからな。派手でわかりやすいw
揉み返しらしいものも、俺氏はなかった。
チェンマイまで行かなくてもトックセンが受けられるこの店は、けっこう貴重かもしれない!