仕事をしていれば男ふたりで出張、ということも時々あるだろう。で、経費削減のため各々シングルルームを取るのは海外の場合は難しい。わかる。２名一室以上がキホンだからな。
シングルルーム中心の東横インやドーミーイン、ルートインみたいな部屋配分や設計になっていないようだ。
もちろん宿泊予約サイトでは、ちゃんと「ダブルベッド、ツインベッドの場合があります」と書いてあるんだが、こちらとしては一か月も前に予約の備考欄に「男性ふたりなので、ベッドは二台ある部屋にしてください」と添えて予約したんだから大丈夫だろう、とタカをくくっていた。
そしたら、こうなった。
ワオ！
こんなところで寝たら…
オッサン同士の毛ずねが当たりそう。
寝ぼけて、まさぐられたらどうすんだ…
これでも、フロントで主張に主張を重ねて通常サイズより大きいキングサイズのベッドの部屋にしてもらい、布団も各々になるよう持って来てもらった。これでなんとかしてくれ、とホテルは突き放すが…
ちなみに、ここは中国・深センの羅湖にあるシャングリラホテル。香港から中国大陸に入る羅湖口岸（ボーダー）の建物と向き合うようにして建つひときわ立派なホテルだ。
そんなわけで一流ホテルと思って心配していなかったが、やはり中国は中国だったようだ。この国ではアクシデントが何かしらあるから油断はならないな。
しかも、寝てる時もそうだが、同僚とずっと一緒だと気疲れもする。屁も自由にコケないしな。トイレも占領するのは気になるので階下のトイレに行ったり。やっぱりそれはあるあるなのか？
そんなわけで、俺氏はあまりよく眠れない朝を迎えたが、みんなはどうだ。シングルルームに泊まれる国内出張が恋しいぜ！