一時期、おしぼりで動物を折ったりするのが流行ったよな。そういうスナック芸というんだろうか? 本人的にはスベらない話、と思っているものって、だいたいスベってる。
そんな感じで、たまたま入ったスナックの、ベテランスナッカーが話していたことがある。
「爪楊枝のこの切れ込みってなんだと思う?」
尖ってない方にある、あの刻印というか削り込みというか。
そのスナッカー氏、どや顔で「じゃあ、教えてやるよ!」と言いつつ、ポキっと折りだした。
ほぉ〜。
そういえば昔、死んだ祖母ちゃんに教えてもらったような気がするな! 箸置きならぬ、爪楊枝置きになるってわけだ。
まー、この機能が活かされる爪楊枝は全体の0.01%も無さそうだが、それでも削り込みがされ続けるのもすごいよな。試食の爪楊枝なんか即ポイ、だし。
たしか中国の爪楊枝は両方とも尖っていた。すべてにおいて合理的な国だわ。
レストランのテーブルが汚い中国こそ、箸置き機能が必要な気もするが…
年末年始の飲み会で、こんなトリビアでも披露して物知りヅラするのも悪くないぞ。